ポケットモンスター バイオレットレビュー(55/100点)
※個人の感想です
概要
ポケモンシリーズの最新作。
前提条件
switch版(有機EL)
過去作は赤緑~ダイパ、剣盾、レジェアルプレイ済み。
プレイ時期は発売日付近。
メインシナリオクリア済み。
対戦はシーズン1を少しだけ。
評価
全体 55/100点
ゲーム性 25/40点
世界観が広がり行きたいところに行けるようになったため、より冒険している感を味わえるようになった。
オープンワールド特有の移動時間などの長さや目的地が定まらない問題があり一長一短なところもある。
寄り道が多くなることやレベルの高いポケモンに序盤から会いに行けることで全体的に所持ポケモンのレベルが高くなり難易度が低くなりがち。
育成アイテムや対戦で使うアイテムが店で買える、ステータスも50レベルまで上げれば最大値にできるなど対戦までの敷居を下げてはいるが、テラスタル変更の敷居の高さがすべてを台無しにしている。
オンライン要素であるレイドバトルはアイテム入手に必要なことや珍しいポケモンの入手に必要なためプレイしなければならないが、全体的に難易度が高いため対象年齢を考えて作られてものなのか疑問が残る。
またレイドバトルは何回も行う必要があるため、クリアできるようになれば後は時間のかかる作業になる。
対戦についてはいつものポケモンで面白いが、急所運ゲー、命中運ゲーに加えてテラスタルジャンケンまで追加されたため不確定要素を楽しめるかどうかがポイント。
UX・UI 0/20点
まず全体的に処理落ちがひどい。
特にライドポケモンに乗って湖に行くともはや画面が止まるレベル。
レイドバトル回りも問題があり筆者はレイドバトル開始時に2回フリーズした。
レイドバトル中もコマンド入力を受け付けなくなったりするなどオンライン周りにも不安が残る。
ポケモンを預けておくボックスも開くのに時間がかかることや手持ちのポケモンにできることがボックス内ではできないなどのストレスがたまる仕様となっている。
アイテムもページ飛ばしが出来ずスクロールを求められることや育成アイテムと対戦アイテムが同じ項目にあったりと過去作のいいところを引きつかずに悪いところを引き継いでいる印象がある。
ポケモンの技をその場で変えられることは剣盾からの数少ない進化点。
グラフィック 15/20点
グラフィック自体は特別きれいではないが、ポケモンに求められているグラフィックとしては特に問題がない。
描画速度が遅いため近くにポケモンが出てきていきなり戦闘になることなどがある。
シナリオ・キャラクター 15/20点
シナリオについては筆者がプレイしたポケモンより力が入っておりラストにかけての盛り上がりは非常に良かった。
キャラクターもメインのキャラクターについては出番が多く描写が十分行われていた。
ただジムリーダーや四天王は出番が少なく、昔のゲームであればそれでも良いが最近のゲームとしてはそのあたりの深堀も欲しいところ。
総評
ポケモンが好きであれば楽しめるゲームに変わりはないが、全体的に不具合が多くプレイにストレスがたまるゲームになっている。
発売日を守ることも大事だがゲームとしての品質も大事にしてほしいところ。
アップデートでボックスなどに改善は入っているが根本的な問題はいまだ放置されているため、ポケモンに興味のない人はパッチで改善されるまで待つことをお勧めする。