テイルズ オブ シンフォニア リマスターレビュー(55/100点)
※個人の感想です
概要
2003年に発売されたテイルズシリーズのリマスター作品。
前提条件
PS4版(PS5でプレイ)
シリーズ作はファンタジア、エターニア、デスティニー2、アライズなどクリア済み。
難易度ノーマル、ロイド操作。
サブイベはちょくちょく。
評価
全体 55/100点
ゲーム性 25/40点
RPGの戦闘をアクションにした作品。
戦闘以外のシステムは普通のRPGと大して変わらないため全体的にとっつきやすい。
育成要素に独自のシステムもあるが理解していなくても問題なく進められた。
サブイベントが豊富なのは良い点だが、どこにサブイベントがあるかわからないので見逃しが多くあるように感じる。
戦闘は攻撃、特技、ガード、移動を組み合わせての戦闘は単調になりやすいRPGのアクセントになっていて楽しい。
ただ最近のゲームに比べて全体的にもっさりしている。おそらくRPGとしての要素を重要視しているコンセプトだからと思われる。
特に攻撃の動作の後にスキができる設計になっており、攻撃した後はガードや敵から距離とらなればならずテンポが若干悪い。
ボス敵は攻撃を一定数食らわないと怯まないため、攻撃のスキに攻撃してもごり押ししてくるのはめんどくさい。
3D戦闘ではあるが、軸をずらせないため敵から距離を取りずらいのもよくない点。
UX・UI 10/20点
問題点はほぼロード時間に集約している。
おそらくマップの読み込みに時間がかかっており、マップの大きさにより長くなる傾向になっていると思われる。
そのため一部の町とフィールドでの戦闘終了後の読み込みがストレスとなる。
あらすじ機能により現在進行中のタスクが見えるようになっているのはいい点。
グラフィック 10/20点
昔の作品のリマスターであるため仕方がない点はあるものの、やはりグラフィックはあまりよくない。
特にフィールドマップはポリゴン感がある。
キャラクターも等身が低くポリゴン感がある。
シナリオ・キャラクター 10/20点
キャラクターについては良く描かれていると思うが、3Dグラフィックが良くないため見た目があまりよくないのがマイナス。
シナリオについては内容は問題ないが、演出が全体的にあっさりしていると感じた。
シナリオ上でボイスがついている箇所が少ないところや、当時のハードの制約からかアクションシーンに迫力がない点が原因だろうか。
総評
名作といわれている作品のリマスター作品であるが、さすがに古さが隠し切れない出来となっている。
そのため、ゲームのクオリティを目的にしてプレイするとがっかりする出来となっている。
ただ、昔の作品であることを理解したうえでプレイをすればいいところもあるため、当時プレイできなかったユーザやシリーズ経験者にはお勧めできる内容となっている。
願わくばリメイク作品としてプレイしたい内容であった。